歌舞伎役者さんについてどう言ったイメージをお持ちですか?
古臭い?
喋り方が変?
色々と思うところが多いと思いますが、
僕が実際に一緒に仕事をして思ったことをお伝えします。
お芝居が上手い
これは本当に思うことですね。
あの人たち、芝居のレベルが段違いで上手です。
最近では、歌舞伎役者さんがドラマや映画で活躍する姿が見られますが
映像と舞台のアプローチの仕方を考えづ、“芝居”の部分だけ見ると
本当にすごいです。
この細かなアプローチが難しいと思いますが。。。
自分も舞台に出る時と、映像に出る時は動き方を変えますし
意識するところも違います。
カメラと、客席だと本当に違いますからね。
上手な理由
場数が半端ないです。
毎月25日、本番で舞台に立ってます。
役者さんは、1ヶ月休みか?1ヶ月仕事か?
の生活でやってます。
今年はまだ休みないんです。
と、言った声を聞くのも多くあります。
ただ、それだけ現場を経験し、本番を踏んでると言うことは
相当な経験値です。
古典だと正解がある
毎月仕事のある役者さんですが
古典だとほとんど舞台稽古をしません。
それは、正解があるからです
古典と言われるジャンルだと
今までの偉大な先輩が正解を残してくれてます。
それを真似することで、お芝居は成立します。
正解があるのはなんと心強いのでしょう。
ただ、それだと個性が出ないのでは?
と、思いますが
ある役者さんが、こう教えてくれました
“究極のチームプレイであり、究極の個人プレイだ”
と。
正解がある分、先輩はしっかりと教えてくれます
それからは、あとは自分でなんとかして
の、スタンスです。
芝居のテンポや世界観を崩さなければ
あとは自分の格好いいようにしていいよ。
とのこと。
これこそ守・破・離がはっきりしてる世界だなと感じました。
みんな優しい
自分が外部だからかも知れませんが
本当に優しく、色々と教えてくれます。
ただ、これは関わった一門がそういった優しい一門だっだのが
大きいと思います。
仲良くなり、色々と話を聞くと
やはり一門によって破、外部の人間をよく思わない人もいるそうです。
歌舞伎は国に守られてる人たちです。
そんな人達に関われて僕は本当に幸せ者だと思います。
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